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澤崎 賢一『ことばとイメージと』

第2回「影が零れるような、雨のふる乾いた陽射し、4月末の青年と。」

ブルキナファソの首都ワガドゥグのクワメ・ンクルマ通り、裏路地の一画で戯けているように見えるこの青年はいったい何をしているのだろうか。いったいどんな出来事が生ずれば、カメラの前で人間が踊り出すのだろうか。いや、踊りだしているのではなくて、回し蹴りでも見舞おうとする瞬間なのだろうか。ケンカでもしたのか、左腕の傷跡が生々しい。プラスチックのバンドを手首に巻いている。そんなことをつらつらと考えながら斜めに構図の歪んだ写真を眺める雨の日の夜。僕はブルキナファソの雨を知らない。なぜなら、だいたい僕は、年間通して比較的過ごしやすい乾季の11月とか12月くらいにブルキナファソに渡航するから、と言ってもこれまでに2度、清水さんのフィールド調査を記録するために訪れただけなのだが。最初にこのテキストを綴りはじめた2019年4月末の京都は「平成」最後の日で、雨雫が窓外の隣家の屋根を打つ音が続いている。明日からは元号が「令和」に変わるときだった。そしていま、このテキストを書いている2020年4月末の世界は、まだ夜も更けきらない時間帯なのに車の往来が少なく妙に静まり返った雨粒が窓枠をポタポタと伝っている。COVID-19が猛威を奮っていて外出もままならない歴史的な出来事の真っ只中。ときの移り変わりは激しい、ブルキナファソの雨季の雨も激しいらしい。人に会わず、部屋にこもり過ぎて健康的な陽射しが枯渇しているな、と黄色い砂埃の舞い散るワガドゥグの乾いた痛いくらいの陽射しを思い出しながら昼過ぎのストリートで撮られた写真、の下の方に零れるように写り込んでいる影はたぶん、カメラを抱えた僕自身の姿であるはずなのだが、それももはや不確かだ。4月末のワガドゥグは、40度を超える猛暑が続くらしいが、この名前も知らない青年はいまも変わらず、元気に暮らしているだろうか?

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