ふくだぺろ、澤崎 賢一、べ・サンスン
語りあう/
あわないイメージたち
Images don‘t or do they?
Talk to each other

イメージはどういう対話を可能にするだろうか?耳と口が閉ざされ、眼の思考が往還するとき、どのようなコミュニケーションの地平が開かれるのか?今回、ふくだぺろ、澤崎賢一、べ・サンスンは3人によるImage Correspondenceを実践する。1人が1枚の写真を送り、それに2人が1枚ずつの写真で返事をする。その繰り返し。積み重なるイメージの呼応、反転、循環。イメージのみと向き合いながら、相手の思考と情動に思いを巡らし、一枚の画で応答していく。本展示ではこうしたコミュニケーションの結果たちあがった写真群を展示する。完成した写真だけでなく、イメージ対話の過程も含めてマルチモーダルに、包括的に提示する。イメージたちが語りあえたか/あえなかったか。展示をたどりながら、来場者が自分だったらどういう写真で応答するかに思いを馳せる時、4人目の参加者との対話がはじまる。

会期:2021年9月17日(金)〜10月17日(日) 11:00-17:00 ※日、月は休廊日
会場:Tosei Kyoto Gallery http://www.toseigallery.com/upcoming.html
   〒604-0924 京都府京都市中京区一之船入町375 SSSビル 1階
主催:一般社団法人リビング・モンタージュ
謝辞:Pixel Engine Ltd.FABER

ふくだぺろ Pero FUKUDA
マルチモーダル人類学者、詩人、アーティスト。立命館大学先端総合学術研究科博士課程在籍。イギリス、ルワンダ、日本をフィールドとして、現実と過去、未来の創造を主要テーマに論文、映像、詩、写真、小説、スケッチといったメディアを複合的に用いて制作する。映像作品に『sitting, gazing, gazed』(2020)、著書に『flowers like blue glass』(2018)、参加展示に「im/pulse: 脈動する映像」展(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2018)など。マンチェスタ一国際映画祭2016実験映画賞受賞、Forward Prize for Poetry 2020候補。
http://www.fukudapero.com

澤崎 賢一 Kenichi SAWAZAKI
アーティスト/映像作家。一般社団法人リビング・モンタージュ代表理事。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程修了。博士(美術)。ヨーロッパ・アジア・アフリカで、研究者や専⾨家たちのフィールド調査に同⾏し、映像/写真メディアの使い方を工夫しながら、他者との関係から新しい発見を生み出すための方法を探求している。また、映像メディアを活かした学際的活用の基盤となるプラットフォーム「暮らしのモンタージュ」を企画・運営する。近作に、可変的な映像作品『#まなざしのかたち』(約124分、2021年)、劇場公開映画『動いている庭』(85分、2016年)などがある。
https://texsite.net/

べ・サンスン Sangsun BAE
アーティスト/絵画、写真などいろいろな素材を使い制作している。武蔵野美術大学大学院(東京)を卒業、2008年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士 ( 後期 ) 課程油画領域満期退学。その間、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート交換留学生。2019年KYOTOGRAPHIE「KG+AWARD 2019」Selected。VOCA展2005年、2008年に選ばれ2回展示、韓国と日本をベースに国際的に活躍し、現在は韓国の釜山のGallery Lee&Baeと桃青京都ギャラリーで作品を発表している。
https://www.sangsunbae.com

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寺田匡宏「イマージュのダンス――意識空間の構造と自己・脳・機械・未来」

イマージュが語るとはどういうことか。「見る」ものであるイマージュと、言語行為である「語る」とはどのような関わりを持つのか。西田幾多郎、鈴木大拙の「見る」論や、井筒俊彦の「言語アラヤ識」論という東洋思想と「心の哲学」、ニューロサイエンス、AIという西洋思想、現代科学を対話させながら考える。