フランスの庭師ジル・クレマンのドキュメンタリー映画『動いている庭』(85分, 2016年)の監督・澤崎賢一による新作の多重層的ドキュメンタリー映画『#まなざしのかたち』(124分, 2021年)の上映会を2021年12月11日(土)にTHEATRE E9 KYOTOで開催します。
上映会後には、高橋悟(美術家/京都市立芸術大学美術学部 教授)をゲストに迎え、澤崎とのトークイベントが開催されます。
『#まなざしのかたち』紹介ページ
https://livingmontage.com/manazashi/
『#まなざしのかたち』は、研究者のフィールド調査の活動を多様な視点から映像で記録することからはじまり、様々な研究者の調査地を渡り歩きながら感じたこと/考えたことなどを、映像の時間に織り込んでいった映画になります。
主だったストーリーはなく、断片的な映像の連なりに、映像について語る声が登場します。「多重層的」と形容しているところに、普通のドキュメンタリーとは少し違うのだ、ということが現れています。
ただ、振り返ると、映画監督の佐藤真は、「ドキュメンタリーとは、現実を知り、その記録映像を徹底して見つめることによって、映画作家自らの世界観が問い直されることで生まれる「世界の新しい見方」である。」と残しています。その意味では、『#まなざしのかたち』は、澤崎という映画作家の世界観が問い直されていくプロセスを記録した映像であり、間違いなく「ドキュメンタリー」であると言えます。
『#まなざしのかたち』は、完成した「作品」として紹介していくだけでなく、この映画からまた新たなコミュニケーションが立ち現れる「場所」が生まれていくような作品にしていきたいと考えています。
====== 以下、イベントの詳細について ======
■THEATRE E9 KYOTO
澤崎賢一 多重層的ドキュメンタリー映画『#まなざしのかたち』上映会
日時:2021年12月11日(土)14:00〜
会場:THEATRE E9 KYOTO (〒601-8013京都市南区東九条南河原町9-1)
【申込みフォーム】https://askyoto.or.jp/e9/ticket/20211211/
※最下部に申込みフォームがあります。
■東京ドキュメンタリー映画祭「長編コンペティション部門」でも上映されます
日時:2021年12月13日(月) 11:40〜
会場:ケイズシネマ(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F)
東京ドキュメンタリー映画祭のウェブサイト:
https://tdff-neoneo.com/lineup/lineup-2145/
【チケット情報】https://tdff-neoneo.com/access/