映像作品『#まなざしのかたち』
映画『動いている庭』の監督・澤崎賢一による映像作品『#まなざしのかたち』は、農学者の田中樹と文化人類学者の清水貴夫の調査地であるアフリカや東南アジアにおける様々な人間活動を記録した映像を基にし、フィクションを織り交ぜた断片的な映像の連なりによって構成された実験的な映画のような作品です。研究者のフィールド調査に同行して撮影された映像素材、フィールドでの自分自身の体験を綴った撮影日誌、これらを基本的な素材に、それらの素材を前にして思考錯誤する〈行為〉をヴォイス・オーバーとして織り交ぜて編集しています。ときには、被写体である研究者や現地の人々が撮影した映像も混じっています。
映画『動いている庭』
ケ・ブランリー美術館の庭、アンドレ・シトロエン公園、アンリ・マティス公園などで広く知られるフランスの庭師ジル・クレマン氏の提唱する概念「動いている庭」を題材にしつつ、できるだけ合わせるようにして、なるべく逆らうことをしないで、クレマン氏と彼の庭が語りかけるものを詩的なナレーションと記録映像のモンタージュによって切り取ったドキュメンタリー映像作品。2016年2月に開催された「第8回恵比寿映像祭 -動いている庭-」において、恵比寿ガーデンシネマにてプレミア上映、その後も現在に至るまで国内外の映画館などで劇場公開された。
日本・フランス | 85分 | HD | 2016年 | 日本語字幕
出演:ジル・クレマン、エマニュエル・マレス、山内 朋樹
監督・撮影・編集・製作:澤崎 賢一
企画・製作・日仏字幕:エマニュエル・マレス
カラリスト:苅谷 昌江
撮影協力:矢野原 佑史
音響調整:倉貫 雅矢
アドバイザー:山内 朋樹
フライヤー/カタログ デザイン:和出 伸一
企画協力:総合地球環境学研究所、みすず書房
配給:ボタニカルスタジオ